学習障害(LD)はどうやってわかる?サイン・診断と検査の流れ・受けられる場所

コラム子ども・大人

学習障害(LD)はどうやってわかる?
サイン・診断と検査の流れ・受けられる場所

「音読がたどたどしい」「漢字がどうしても覚えられない」「頑張っているのに、読み書きだけが極端に苦手」——こうした様子から、学習障害(LD)ではないかと気になる方は少なくありません。

この記事では、LDに気づくサインと、診断・検査の流れ、知能検査だけではわからない理由、検査の結果を学校での配慮につなげる方法、受けられる場所をまとめました。

学習障害(LD)とは

学習障害(LD)は、全体的な知的発達に遅れがないのに、「読む」「書く」「計算する」など特定の学習に、目立った困難がある状態です。医学的には「限局性学習症」とも呼ばれます。

  • 読字障害(ディスレクシア)文字を読むことの困難。音読がたどたどしい、読むのに時間がかかる。
  • 書字表出障害文字を書くことの困難。漢字が覚えられない、書くのに時間がかかる。
  • 算数障害数の概念や計算の困難。数の大小や、計算の手順がわかりにくい。

それぞれの特徴は、学習障害(LD)とはのコラムでくわしく紹介しています。

こんなサインはありませんか

  • 音読がたどたどしい、読み飛ばしや読み間違いが多い
  • 「きゃ」「っ」など小さい字の読み書きをよく間違える
  • 漢字を何度練習しても覚えられない、形が整わない
  • 読めているようでも、内容が頭に入っていない
  • 書き写すのに、ほかの子よりずっと時間がかかる
  • 計算の手順や、数の大小がなかなか身につかない

※ 大人の場合は「文章を読むのが遅い・すぐ疲れる」「漢字が書けない」といった形で、困りごとが続くことがあります。

どうやってわかる?診断と検査の流れ

  1. 気づいて相談する学校の先生やスクールカウンセラー、自治体の教育相談・発達相談などに、様子を伝えて相談します。
  2. 医療機関を受診する診断を受けたい場合は、小児科・児童精神科の発達外来などを受診します(大人は精神科・心療内科など)。
  3. 検査を受ける知能検査で全体の力を確かめ、読み書きや計算の検査で、つまずきの程度と背景を調べます。生育歴や学校での様子も伺います。
  4. 結果を活かす医療機関では医師が診断します。検査の結果は、家庭での練習方法や、学校での配慮を考える材料になります。
知能検査だけではLDはわかりません。WISC-ⅤやWAIS-Ⅳなどの知能検査では、全体の知的水準と得意・苦手のバランスがわかりますが、「読む・書く」そのもののつまずきを調べるには、読み書きの検査を組み合わせる必要があります。検査を受けるときは、読み書きまで調べてもらえるかを確認しておくと安心です。

※ 診断は医師のみが行えます。当センタのような専門機関では診断はしませんが、検査でつまずきの程度と背景を明らかにし、学校や主治医に伝えるための書面をご用意できます。

当センタで調べられること

検査わかること対象料金(税込)
子ども読み書き検査知能検査(WISC-Ⅴ)に加え、読み書きのつまずきがあるか、その程度と背景小学1年生〜高校生(小3以上がおすすめ)44,000円
読み書き検査セット(大人)知能検査(WAIS-Ⅳ)に加え、読み書きのつまずきがあるか、その程度と背景18歳以上38,000円
詳細検査セット プラス知能・認知機能に加え、覚える・思い出す、すばやく言葉にする、数を扱うなど、学習に関わる力をいちばんくわしく(2日間)小学3年生〜16歳61,000円
  • 読み書き検査で調べること:ひらがな・カタカナ・漢字の音読と書き取り、読む速さ・書く速さ。さらに、言葉の音を扱う力や、見たものをすばやく言葉にする力など、つまずきの背景も調べます。
  • 計算や覚えにくさも気になる場合:読み書き検査は「読む・書く」が中心です。計算や記憶のつまずきの背景まで知りたい場合は、「詳細検査セット プラス」をおすすめしています(関東エリア・名古屋店)。大阪・福岡では、考え方の特徴(認知機能)を調べる「詳細検査セット」を受け付けています。
  • 所要時間:読み書き検査は約3時間〜3時間30分(事前面談を含む目安)。結果は約1か月後のオンライン面談と、所見(PDF)でお伝えします。

検査のあと:学校での配慮につなげる

読み書きのつまずきは、「努力が足りない」のではなく、文字と音を結びつける力などの特性によることがあります。原因がわかると、その子に合った練習方法を選んだり、学校で配慮をお願いしたりしやすくなります。

配慮の例には、読み上げ機能やタブレットの利用、テストの時間延長、板書の写真撮影などがあります。学校に渡す書面が必要な場合は、「学校/医療・専門家向け所見」(3,000円)でご用意します。配慮が認められるかどうかは、学校など提出先の判断になります。

受けられる場所

読み書き検査は、全国8か所の店舗で受けられます。結果のご説明はオンラインなので、来店は検査の日だけです。

新宿店丸ノ内線「新宿御苑前」駅 徒歩1分
浅草橋店都営浅草線「浅草橋」駅 徒歩2分
横浜店「横浜」駅 きた東口 徒歩5分
大宮店「大宮」駅 西口 徒歩5分
名古屋店地下鉄桜通線「高岳」駅 徒歩6分
大阪店(淀屋橋)「淀屋橋」駅 徒歩2分
大阪分室(上本町)近鉄「上本町」駅 徒歩5分
福岡店JR・地下鉄「博多」駅 徒歩5分

よくあるご質問

検査を受ければ、学習障害(LD)と診断されますか?

診断は医師のみが行えます。当センタでは診断はしませんが、読み書きのつまずきの程度と背景を検査で明らかにし、医療機関や学校に伝えるための書面をご用意できます。

何年生から受けられますか?

子ども読み書き検査は小学1年生から受けられますが、読み書きの力の育ち方を見るため、小学3年生以上をおすすめしています。未就学のお子さまは、就学準備検査(新宿店)もご覧ください。

大人でも受けられますか?

はい、18歳以上の方は「読み書き検査セット(大人)」で受けられます。試験や職場での配慮を相談するときの資料にもなります。

どの検査を選べばよいかわかりません。

気になる様子や知りたいことに合わせてご提案します。LINE公式でお気軽にご相談ください。

読み書き検査を見る

知能検査に加えて、読み書きのつまずきがあるか、その程度と背景を調べます。

子ども読み書き検査 大人の読み書き検査

LINE公式で相談する

学校からすすめられた方、どの検査がよいか迷う方は、お気軽にご相談ください。

LINEで相談する